こんにちは、金山ファイン歯科・矯正歯科、歯科医師の柴田です。

「第二の永久歯」とも呼ばれ、50年以上の歴史を持つインプラント。

歯科先進国であるスウェーデンやフィンランドなどの北欧諸国、スイスやドイツなどのヨーロッパ諸国、そしてアメリカ。これらの国々ではインプラントの普及率も非常に高く、“ごく一般的な歯の治療方法”として身近なものとなっています。

そのようなインプラントですが、、、、

世界4大インプラントと言われるインプラント大手メーカーがあります。日本の歯科医院でも、この4つのインプラントメーカーが多く使われています。

 数多くのインプラントが存在する中で、この4つのインプラントメーカーが選ばれる理由があります。

まずは、その共通点から見ていきましょう。

世界４大インプラントが選ばれる共通点

①世界中の歯科医院で対応可能

4大インプラントは国内だけでなく、海外でもシェアトップクラスのインプラントメーカーです。転勤等の理由でインプラント治療を受けた歯科医院に通うことが困難でも、全国各地だけでなく世界中どこへいっても、適切な対応を受けることができるメリットがあります。

②歴史がある

４つのインプラントメーカーは何十年もインプラントについて研究や開発をしていて、その長い歴史が多くの歯科医院の信頼に繋がっています。

③多くの実績や安全性がある

インプラントメーカーは数多くありますが、長期的な臨床研究を行っているメーカーは非常に少なく、学術的にも検証されていないインプラントは多数存在しています。

しかし、世界4大インプラントは長期的な臨床データや数多くの実績があることから安全性が証明されています。

④様々な症例に対応可能

骨の状態は患者さんによって異なります。骨の量や高さが足りないこともあり、各メーカーは様々な症例に適用できるように、インプラントの太さや形状に工夫をし多くのラインナップを用意しています。

世界４大インプラントメーカー

１.ストローマンインプラント（当院使用）

ストローマンは世界70カ国以上で使用されている、世界トップクラスのインプラントメーカーです。10年間の臨床研究ではインプラント治療の成功率が約97％、生存率が約98％と報告されていて信頼性の高さが証明されています。インプラントの表面性状が非常に優秀で骨のとの結合がとても早いインプラント、大幅に治療期間の短縮ができます。

2.ノーベルバイオケアインプラント

ノーベルバイオケアのインプラントは世界中にあるインプラントの基準となったメーカーです。元祖インプラントといった立ち位置。1965年に世界で初めてインプラント治療を行った会社でもあり知名度も高く、60年という最も長い歴史もあります。

3.アストラテックインプラント

デンツプライシロナ社のアストラテックインプラントは、スウェーデン生まれのインプラントです。1985年からインプラント開発、研究に取り組んでいて信頼性も高く評価されています。また、インプラントの表面にフッ化処理を行っていて骨を作る細胞が集まりやすい環境を作りだしています。

4.ジンヴィインプラント（旧バイオメット3i）（当院使用）

ジンヴィ（旧　バイオメット3i）はアメリカを代表するインプラントメーカーです。

オッセオタイトというインプラントの表面性状が最大の特徴になっていて、この構造によってインプラントと骨の結合を強力にしています。

また、被せ物のラインナップも豊富に揃えてあるので、多くの患者さんに適切な被せ物を選択することができます。

全国多くの歯科医院がありますが、インプラント治療を行うことのできる歯科医院はその中でもまだまだ多くないのが現状です。

そのような中、歯科医院選択の基準としてどのようなインプラント治療をしているか、インプラントメーカーはどのようのなものを使用しているかという点は、今後長く付き合っていく歯科医院選択の大きな参考になるかと思います。

インプラントは各メーカーによって使用器具も全く違いますので、特にすでにインプラント治療がなされている方は、ご自身の口腔内に埋め込まれているインプラントメーカーを扱っている歯科医院でなければ満足な対応は受けれない可能性があります。

よって世界中また日本国内でのシェアが多いインプラントメーカーを使用している歯科医院を選ぶことが、安心安全の医療を受ける上で、私は必須と考えています。

当院は４大インプラントのうち２社を取り扱っています

当院では上記のストローマンとジンヴィインプラントの２メーカーを使用しております。ともに自信を持って患者様に提供できるメーカーであり、

複数取り扱うことによって、より多くの患者様の口腔内状況に合わせたインプラント治療が可能となります。

今回はインプラントメーカーについてお話しました。

インプラント治療について、相談したい方はお気軽にお問い合わせ下さい。