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歯の神経を取るとどうなるのか?

こんにちは!
 
名古屋市中区にある金山駅から徒歩2分の距離にある金山ファイン歯科・矯正歯科の歯科助手 武市です✨
 
 
歯が痛くなり歯医者に行ったら神経を取る治療をすることになったことはありませんか?
本日は「歯の神経を取ってしまうとどうなるのか」というお話をさせていただきます😽
 
 
まずは歯の神経とはそもそも何なのかということからお伝え致します!
 
 
⭐️歯の神経とは?
歯は外側からエナメル質、象牙質、一番内側にある歯髄の3層構造になっていて、神経は歯髄の中に血管と一緒にあります。
歯髄と言っても分かりにくいため、歯医者では「神経」とお伝えすることが多く、「神経を取る」や「神経にまで達している」と言われた時は「歯髄を取る」「歯髄にまで達している」ということになります。
 
 
 
⭐️神経の役割とは?
歯髄には、神経と血管が張り巡らされていて、大きく分けて2つの役割があります。
 
①歯の異常を感じることができる
神経があることで、「冷たいものがしみる」「歯がズキズキと痛む」「噛むと痛い」などの症状を感じることができます。
また、虫歯で歯が痛む場合は、虫歯が象牙質まで進行している可能性があります。
なぜなら、エナメル質だけが虫歯になっていてもしみるや痛いといった症状は全く出ませんが、象牙質まで進んだ虫歯は、だんだんと歯髄に近づいているので、しみてきたり痛みを感じやすくなります。
つまり虫歯が大きく、状態が悪くなってきているということです。
 
② 歯に栄養分を届けることができる
栄養分には、カルシウムやリンなどのミネラル成分が含まれていて、血管を通して象牙質に栄養分を届け、歯の内側から丈夫で虫歯になりにくい歯にしていきます
 
 
 
⭐️神経を取るとどうなるのか?
神経を取らなくてはならない状況になってしまった場合、神経治療を行い治していきますが、以下のことが起こります。
 
①痛みを感じなくなる
神経を取ると痛みを感じなくなります。
強い痛みを感じて辛い思いをしていた方にとっては、痛みを感じなくなることはメリットに思うかもしれませんが、痛みを感じないということは、再び虫歯になった時に気付くことができないというデメリットもございます。
そのため、再度虫歯になってしまった時に、虫歯がかなり進行していても気が付かずに治療が遅れ、抜歯しないと治せないほど進行していることもあります。
 
②歯に栄養が行き渡らなくなる
神経を取ると血液や栄養が行き渡らないので、歯の組織の新陳代謝がなくなり、枯れ木のような状態になります。
そうすると、歯の色がだんだんと黒ずんできて、見た目にも影響が出てしまいます。
 
③歯の寿命が短くなる
神経がある健康的な歯に比べると、歯の寿命が約10年短くなると言われています。それは歯が脆くなり、欠けたり割れやすくなるからです。
割れ方によっては歯を残すことができず、抜歯になる場合もあります。
 

上記のことから、神経を取ってしまうと、歯の寿命を縮めてしまうことにつながります。

虫歯が大きかった際は必要な治療ではありますが、治療を行うことはご自身の歯を削り、そして将来的に歯を失ってしまうリスクを高めることになってしまいます。
それを防ぐために大切なことは、虫歯を作らないということです。
大切なのは予防することです!
定期検診に通い、虫歯を作らないことが大切になります。
 
歯のこと、お口のことで少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡・ご相談ください👍🏻

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