〜トラブルになる前に、正しい選択を〜
こんにちは、金山ファイン歯科・矯正歯科の中山です。
親知らず、放っていませんか?
「痛くないから大丈夫」と思っていても、将来、大きなトラブルを引き起こすことがあります。
私は13年間にわたり大学病院の口腔外科や市中病院の口腔外科に勤務し、口腔外科専門医を取得、数千本の親知らずを抜歯してきました。
口腔外科専門医として、親知らずの抜歯をおすすめする3つの理由をご紹介します。
1. むし歯や歯周病の原因になりやすい
親知らずは一番奥に生えているため、歯ブラシが届きづらく汚れがたまりやすい場所です。
特に、親知らず自身が虫歯などトラブルを起こすならばまだしも、手前の歯のむし歯や歯周病の原因になり、取り返しがつかないことも。
「痛くなってから」では遅いこともあるのです。
2. まっすぐ生えていないことが多い
横向きに埋まっていたり、斜めに生えていたりする親知らずは、他の歯を押して歯並びを乱すことがあります。
矯正治療後の方や、将来のかみ合わせを大切にしたい方には、早めの抜歯が有効です。
3. 繰り返す炎症や腫れのリスク
「なんとなく痛い」「奥が腫れた気がする」…そんな症状を繰り返しているなら要注意。
親知らずの周囲は細菌がたまりやすく、何度も炎症を起こすことがあります。痛みがなくなったとしても治ったわけではなく、多くが慢性化している状態です。
こうした慢性炎症は、将来的に骨や周囲組織への悪影響を及ぼすのはもちろん、時に急性化して口の開けづらさ・飲み込みづらさ・重度の場合は窒息を起こすこともあり危険です。
🦷 ご相談はお気軽に
親知らずの状態は人によってさまざまです。
もちろん、残した方が良い親知らずもあります。
レントゲン検査やCTで正確に診断し、「抜くべきか」「残すべきか」を丁寧にご説明いたします。
不安な方は、まずは一度ご相談ください。
※他院で抜歯困難と診断された方や、持病をお持ちの方も対応できる可能性があります。
※抜歯に恐怖心がある方、嘔吐反射がある方、長時間の開口が難しい方には、静脈内鎮静法を併用して眠ったままでの抜歯が可能です(自費診療、税込¥77,000~)。
※抜歯は小手術であり、少なからず合併症(痛み・感染・神経麻痺など)が起こりえます。術後合併症を起こさない工夫を凝らした低侵襲治療・処方を心がけておりますので、当院での抜歯後合併症による追加処置・投薬が必要な症例は約5%程度です。(全国平均約30~50%)
歯科医師・博士(歯学)
日本口腔外科学会認定医・専門医
日本口腔科学会 認定医
日本有病者歯科医療学会 認定医
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定歯科医師
インフェクション・コントロールドクター